ほぼぴったり一年間の留学生活を終え、とうとうベルリンを去る日が来た。
帰国10日前に母とそのお友達が来て、旅行をしてから日本へ帰ることにしていたので
帰国直前はゆっくりと感傷に浸る間もなくバタバタと過ぎてしまいました。
最後には友人夫妻がホテルまで車で迎えにきて空港まで送ってくれたので、
大量の荷物を持って移動、という留学の最後につきものの作業に悩まされることもなく、
比較的優雅にベルリンを去ることとなりました。
とは言ってもスーツケースをどん、と計量のベルトの上に置いたら、なんと29.8kg!
担当は親切なお姉さんで上役みたいな人に相談してくれてたけど、
さすがに重すぎるということでチェックインカウンターの前でスーツケースを全開するはめに・・・
大幅に荷物を移動させてなんとか25kgに収めて通してくれました。
しかしホテルで試しに持ってみた時は「これは20kg超えてないでしょ」なんて思った自分が怖い。
一年でずいぶんと筋力がついたのね・・・
飛行機はヘルシンキ経由。
出国審査の時におじさんがスタンプをぽん、と音を立てて押した時、
ああ、これでEU圏を本当に離れるのだなぁ、と急に淋しくなった。
途中までは母達の引率も有り気が張っていたのだけど、
ヘルシンキからの飛行機に乗ったら気が抜けたのか爆睡。
一度目の機内食で起こされた時には一瞬飛行機がまだ出発していないのかと
勘違いするくらいぼんやりとしていて、今は日本行きの飛行機の中で、
既にヨーロッパを抜けたのだと気付いたときには急に気分が落ちこんだ。
機中でまさかのベルリンシック!
その後の機内食も、食べておかないとあとでお腹空くだろうなぁと思いつつも気が進まず、
ほとんど手を付けられず。
こんな状態に陥るとは思わなかったのでとても驚いた。
しばらくはめそめそとしていたものの、1時間ほどするとすこし気分も落ち着いてきて、
日本に帰ることで全てが終わるという訳ではない、むしろ止まっていた人生がまた進むのだ、
と少し前向きな気持ちになり、これまでもポジティブな考え方で上手く切り開いてきたのだから、
これからもきっとそうなるよ、と気持ちの整理がついてきた。
帰国したらまたしばらくは忙しくてバタバタする予定です。
楽譜も駆け込みで買ってしまったので、荷物の整理もしないと。
要らないものと、要るものの整理を早くしたい。
もっとゆったり優雅に人生を生きたいのだけど、結局いつもこうなんだなぁ、
そういうのが好きなんだなぁと笑えてくる。
スケジュール帳に空いている箇所が有れば、予定を詰め込まないで居られないのです。きっと。
今機内で記事の下書きをしていたら、先日友人が
「メモリーの使用容量でPCの重さって変わるんでしょ」なーんて爆弾発言したのをふと思い出し、
また笑いが止まらなくなった。今までずいぶんたくさん笑わせてくれてありがとう(笑)
そう、今は本当に便利な時代になりました。
いつでもSkypeできるし、メールも出来るし、本当にいつどこにいても世界中とつながっているんだなぁ。
とりあえずは帰国したらiPhone4契約したいです。(結局、そこ)